上記の参加申込書に必要事項を ご記入の上、7月2日（金）までにメール (registration_symposium18) ないしはFAX (06-4797-2051) で返送願います。

※第18回シンポジウムは終了しました。シンポジウム報告書をこちらからご覧になれます。 (2010/7/16)

高いセキュリティと経済的なサービスを両立する方法として、高度に効率化したデータセンターを用いたクラウドコンピューティングに関心が高まっています。そのサービス提供にはセンター構築、システム開発、運用などの高度な技術力に基づく総合力が必要です。本シンポジウムでは、第一線のサービス提供者による講演を通して、このようなデータセンター展開の全体像に迫ります。

講演�T「グリーンITへの途 データセンターまるごとエコ」

日本電気株式会社　応用アプライアンス事業部　統括マネージャー　高木均　氏

センターグリーン化のビジョン・ロードマップに基づき、ITプラットフォームにおける環境配慮技術、省電力サーバとその効果、省電力制御ソフト、省電力ファシリティなどについて紹介します。

講演�U「環境配慮型データセンターを実現するIT-設備連係管理技術」

株式会社日立製作所中央研究所　グリーンIT基盤研究センタグリーンコンピューティング研究部　部長代行　齊藤達也 氏

データセンターの省電力化を効果的に進めるには、情報処理を担うITシステム管理者と、その稼働を支える用益設備管理者とが協調・連携し、相互に稼働情報を交換して消費電力量の総和を最小にする、統合運用管理が必要になります。このITと設備に跨る高効率運用をサポートするIT-設備連係管理技術について、弊社の技術開発への取り組みを紹介します。

講演�V「クラウドの基盤となる省エネで高信頼なデータセンターファシリティ」

株式会社NTTファシリティーズ　データセンター環境構築本部　担当部長　吉田誠　氏

クラウドコンピューティングの本格的な普及に向けて、データセンターは「不動産業的なスペース貸し」から企業へサービスプラットフォームを提供する「戦略的情報インフラ」へと、その役割は変化していきます。一方でサーバの統合・集約により消費電力・環境負荷の増大という大きな課題も抱えており、高信頼と省エネを両立することが、これからのデータセンターにはより一層求められています。本講演ではファシリティ事業者から見たクラウドコンピューティングのインパクト、高信頼と省エネを実現するデータセンターファシリティを技術動向や事例を交えて紹介します。

講演�W「大阪大学におけるグリーンIT」

大阪大学　サイバーメディアセンター長　竹村治雄　氏

大学におけるICT活用によるグリーン化について、国内外の大学および大阪大学の現状と動向、大学グリーン化への課題、およびエネルギー消費の可視化に関してサイバーメディアセンターが実施するパイロットプロジェクト等について紹介します。