シンポジウム概要

開催日: 2024年7月16日(火)
開催場所: 大阪大学中之島センター 10F佐治敬三メモリアルホール,Zoom Webinar (ハイブリッド開催)

所在地: 〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
中之島センター アクセス

参加申込フォームより事前登録をお願いいたします。
懇親会準備の関係上、申込締切を7月11日(木)とさせていただきます。

参加対象: IT連携フォーラムOACIS 会員、OACISへの入会を検討する企業・団体の方、
本学学生・教員、大学院情報科学研究科への進学を希望する学生、
その他の参加希望者
主催: IT連携フォーラムOACIS
共催: 大阪大学大学院情報科学研究科
参加費: 無料
参加申込:

シンポジウムプログラム

13:20〜13:50
総会
13:20〜13:50 OACIS総会(10F佐治敬三メモリアルホール)
14:00〜17:45
講演
14:00〜14:05
主催者挨拶
14:05〜14:55
NewSpaceにおける宇宙機の設計製造品質保証と基礎研究への期待

ここ10年ほどでNewSpaceと呼ばれる商用民間宇宙開発が飛躍的に拡大し,宇宙開発におけるものづくりのスタイルも激変している.従来宇宙機のコスト高騰要因に,ソフト・ハード設計製造における検証や品質保証の厳格さが挙げられる.コストを採算ベースまで引き下げねばならない一方,ロケットは安全維持が必須であることや,衛星は非修理系であることから,難しいバランス調整が求められる.民間宇宙企業における設計・検査の状況や課題,基礎研究への期待について述べる.

森岡 澄夫 氏
インターステラテクノロジズ株式会社 シニアフェロー
14:55〜15:45
NewSpaceにおける宇宙通信セキュリティ

人工衛星や打上げ用ロケットなどの民間宇宙機の乗っ取り防止と伝送データの保護のため,NICTではインターステラテクノロジズ株式会社と法政大学との共同研究を,2018年から実施している.本講演では,民間宇宙ロケットとの無線通信において理論上最高レベルのセキュリティである情報理論的安全性を民間電子デバイスで低コストに達成する方式の設計及び一連の飛行実験の結果を紹介する.

吉田 真紀 氏
国立研究開発法人 情報通信研究機構 主任研究員
15:45〜16:00
休憩
16:00〜16:50
衛星データ利用の発展と最新動向

人工衛星を用いて地表や大気の情報を取得する地球観測の分野では、宇宙機関による無償データ、民間企業による有償データが市場にあふれており、クラウドコンピューティングや機械学習の発展も相まって、衛星データを活用した新しいサービスが続々と生まれている。本講演では、成長著しい衛星データビジネスの背景やデータ活用の仕組みについて、実際の事例を交えて紹介する。

亀井 雅敏 氏
一般財団法人リモート・センシング技術センター 対外協力室 兼 ソリューション事業部 参事
16:50〜17:40
空飛ぶ基地局HAPSの実現に向けた取り組み

本講演では,ソフトバンクが取り組む空飛ぶ基地局HAPSの最先端研究と,通信の未来を形作るSungliderプロジェクトを紹介します. HAPSの特性やメリット,技術的課題を詳しく解説し,新たな通信技術の可能性を深掘りします.

湧川 隆次 氏
ソフトバンク株式会社 先端技術研究所 所長
17:40〜17:45
閉会の挨拶
18:00〜20:00
懇親会(中之島センター9F交流サロン)