開催概要
- 開催日:2019年7月18日(木)
- 会場:大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホール
- 参加対象:IT連携フォーラムOACIS会員、入会希望会社・団体、本学学生、大学院情報科学研究科への進学を希望する学生、その他の参加希望者
- 参加者数:74名
令和元年度OACIS総会
令和元年度OACIS総会が開催された。まず、OACISチェアマンの尾上情報科学研究科長によるOACIS紹介があった。その後、幹事の長谷川教授より、 総会への参加社数は18社(議長委任6社を含む)であり、総会成立が確認された後、以下が付議され、了承された。
第一号報告(平成30年度活動報告)
第34回シンポジウム(参加者数65名)、第35回シンポジウム(参加者数199名)、技術座談会3回(第57回〜第59回)、Annual Report 2018-2019の刊行、会員数などが報告された。
第二号報告(平成30年度決算・監査報告)
当期収入2,286,026円、前年度繰越金1,775,466円に対して、当期支出3,159,241円の活動を実施し、次年度繰越金が902,251円であることが報告された。監事の富士通株式会社 佐藤 秀暢 氏より監査の代理人として委任された同社 浅野 亮 氏より支出が適切に処理されていることが報告された。
第一号議案(メンバーの変更)
アドバイザリーボードメンバー、ステアリングコミッティーメンバー、監事の変更が提案され、了承された。
第二号議案(2019年度活動計画および収支予算)
実効的な会員サービスに向け、2019年度は、従来からのシンポジウムを継続するとともに、H25年より開始したシンポジウム併設の企業展示と技術座談会をさらに発展させ、実質的な産学連携推進の環境を整える計画であることが報告された。また、当期収入2,418,033円、当期支出2,684,870円として支出を削減した予算案が提案され、了承された。
第36回OACISシンポジウム第1部
第1部では、「数理科学が起こすイノベーション」をテーマに、下記の4件の講演が行われました。
講演1「ドコモR&Dにおけるデータドリブンイノベーションへの挑戦」
講演者:深澤 佑介 氏 (株式会社NTTドコモ サービスイノベーション部)
講演2「データ駆動とモデル駆動の融合によるディープラーニングと気象予測」
講演者:福井 健一 氏(大阪大学 産業科学研究所)
講演3「産業界における数理技術の適用事例紹介」
講演者:岩崎 哲也 氏(キヤノンITソリューションズ株式会社 R&D本部 数理技術部)
講演4「組合せ最適化問題に対する実用的なアルゴリズムとその応用」
講演者:梅谷 俊治 氏(大阪大学 大学院情報科学研究科)
第36回OACISシンポジウム第2部
第2部の自由討論会では、OACISチェアマンの尾上情報科学研究科長の挨拶の後、参加者の間で活発な議論が交わされました。
アンケート結果
回収されたアンケートは43件でした。
設問:本シンポジウムをどのようにしてお知りになりましたか(複数回答)
回答 | 数 |
---|---|
IT関連フォーラムOACISからの案内 | 27 |
大阪商工会議所からの案内 | 2 |
IT関連フォーラムOACISのWebページ | 2 |
その他 | 12 |
設問:今回の参加目的は(複数回答)
回答 | 数 |
---|---|
「数理科学が起こすイノベーション」についての情報収集 | 20 |
講演のテーマや講演者への関心 | 14 |
大阪大学の取り組みへの関心 | 14 |
その他 | 0 |
設問:本シンポジウムにご参加された全体的な印象は
回答 | 数 |
---|---|
大変役に立った | 9 |
役に立った | 27 |
普通 | 5 |
役に立たなかった | 0 |
全く役に立たなかった | 0 |
設問:今後、シンポジウムで聞きたいテーマは
- 画像処理・画像解析
- ロボティクス(制御、人間生活・事業活動に与える影響)
- AI・機械学習(医療への応用、高度AI人材による講演)
- ビッグデータ解析
- トポロジー最適化
- IoT
- セキュリティ
- 応用事例
- システム科学/数理科学に関する企業での実用化事例
- オペレーションズリサーチの実務事例
- 機械製造分野への適用事例
- ソフトウェア学への応用事例
- 阪大の取り組み(イノベーションへの取り組み、産学連携への取り組み、DXに対する取り組み)
設問:今後、技術座談会で聞きたいテーマは
- AIと5Gの関係
- 機械学習
- ビックデータ解析
- 非構造化問題への数理科学応用例の基礎研究
- データ科学・数理科学に関する基礎とツールの使い方
- 食品発酵関連
- 3Dプリンタ関連
- オペレーションズリサーチ
- BIO機能
アンケートの中から自由意見をいくつかご紹介します
- 中小企業への波及効果のある話題を期待している
- マイクテストをしておくべきである