第32回OACISシンポジウム
「情報技術が生み出す人間と機械の共創」実施報告
- 開催日:平成29年7月7日(金)
- 会場:大阪大学中之島センター
- 参加対象:IT連携フォーラムOACIS 会員及び入会希望会社・団体、その他参加希望者
- 参加者数:65名
平成29年度OACIS総会
まず、平成29年度OACIS総会が開催された。総会への参加社数は16社(委任10社を含む)であった。 OACISチェアマンの尾上情報科学研究科長より、総会成立の確認の後、以下が付議され、了承された。
- 第一号報告(平成28年度活動報告)
第30回シンポジウム(参加者数:59名)、第31回シンポジウム(参加者数:145名)、技術座談会3回、Annual Report 2016〜2017の刊行などが報告され、了承された。
- 第二号報告(平成28年度決算・監査報告)
当期収入2,547,039円に対して、当期支出3,135,064円の活動を実施した。次年度繰越金は2,342,638円となった。監事の日本電気株式会社 江村克己氏より監査の代理人として委任された同社 金井順子氏より支出が適切に処理されていることが報告され、了承された。
- 第一号議案(アドバイザリーボードメンバー、ステアリング・コミティーメンバー等の変更と承認)
アドバイザリボードメンバー3名、ステアリング・コミティーメンバー4名、監事1名の変更が提案され了承された。
- 第二号議案(平成29年度活動計画および収支予算)
会員サービス強化に向けた継続施策として、シンポジウムを継続して実施するとともに、技術座談会の強化と公園紹介サービスの継続、さらにはwebページにおける記事、報告類の即時掲載などを行い、実質的な産学連携推進の環境を整える計画であることが報告され、了承された。また、当期収入2,307,039円、当期支出3,135,064円とする予算案が提案され、了承された。
第32回OACISシンポジウム第1部 (13:00〜17:05)
第1部では、OACISチェアマンの尾上情報科学研究科長によるOACIS紹介の後、「情報技術が生み出す人間と機械の共創」をテーマに、下記4件の講演とパネル討論が行われました。
-
デジタル変革、組織改革、その先にあるAI
講演者:株式会社みらい翻訳 代表取締役 栄藤 稔 氏
概要:本講演では、デジタル変革、組織改革、その先にあるAIに関する取り組みが紹介されました。
-
パナソニックにおける人工知能・ロボティクスの取組み
講演者:パナソニック株式会社 ビジネスイノベーション本部 AI ソリューションセンター 所長 九津見 洋 氏
概要:本公演では、パナソニックにおける人工知能・ロボティクスの取組みに関して紹介されました。
-
クラウドソーシングと機械処理によるXの共創に向けて
講演者:筑波大学 知的コミュニティ基盤研究センター 教授 森嶋 厚行 氏
概要:本講演では、クラウドソーシングと機械処理によるXの共創に向けた取り組みに関して紹介されました。
-
コミュニケーションロボットの実用化
講演者:大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授 石黒 浩 氏
概要:本講演では、コミュニケーションロボットの実用化に関して紹介されました。
- パネル討論会「AI・ロボット・クラウドはバズワードを脱皮できるか/したか?」
パネリスト:栄藤 稔 氏、九津見 洋 氏、森嶋 厚行 氏、石黒 浩 氏(氏名記載は講演順)
モデレータ:大阪大学 大学院情報科学研究科 教授 鬼塚 真 氏
概要:本パネル討論会では、本シンポジウムの講師4名により、「AI・ロボット・クラウドはバズワードを脱皮できるか/したか?」、というテーマのもと産学それぞれの取り組みや課題について討論されました 。
第32回OACISシンポジウム第2部 (17:05〜19:00)
第2部の自由討論会では、OACISチェアマンの尾上情報科学研究科長の挨拶の後、活発な議論がそれぞれの参加者の間で交わされました。
アンケート結果
回収されたアンケートは27でした。
設問:本シンポジウムをどのようにしてお知りになりましたか |
IT連携フォーラムOACISからの案内 | 14 |
大阪商工会議所からの案内 | 8 |
IT連携フォーラムOACISのホームページ | 2 |
その他 | 3 |
設問:今回の参加目的は |
「情報技術が生み出す人間と機械の共創」についての情報収集 | 15 |
講演のテーマや講演者への関心 | 11 |
大阪大学の取り組みへの関心 | 4 |
その他 | 0 |
設問:本シンポジウムにご参加された全体的な印象は |
大変役に立った | 13 |
役に立った | 13 |
普通 | 0 |
役に立たなかった | 0 |
全く役に立たなかった | 0 |
アンケートの中から自由意見を以下に示します。
- ロボットの研究で人間を知るというのが新鮮でした
- AI、クラウド、ロボットなど様々な観点から人間と機械の共創の話が聞けて良かった
- 最先端の取組みについて知見を得ることができ有意義だった
- 学生の視点、高校生にもわかりやすい内容にしてはどうか