第21回OACISシンポジウム
「オープン・イノベーションによって変わる産学連携とうめきたの役割」実施報告
- 開催日:平成23年12月16日(金)
- 会場:大阪大学中之島センター
- 参加対象:IT連携フォーラムOACIS 会員及び入会希望会社・団体、その他参加希望者
- 参加者数:69名
第21回OACISシンポジウム実施報告
IT連携フォーラムOACIS主催の第21回シンポジウムが、 平成23年12月16日(金)、大阪大学中之島センターにて開催されました。後援を頂いた大阪市および財団法人大阪科学技術センターにはこの場を借りて感謝申し上げます。第1部の講演会では、うめきたに集まるオープン・イノベーションを狙った施設におけるさまざまな取り組みが紹介されました。
- うめきた開発と(仮称)大阪オープン・イノベーション・ヴィレッジについて
講演者:大阪市計画調整局 科学技術振興担当部長 山口あをい 氏
概要:大阪市がうめきたに開設予定の上記施設の概要とその狙いが話されました。
- 大阪ガスグループが推進する「オープン・イノベーション」−新たな連携で研究開発を加速し新規事業を創造するー
講演者:大阪ガス株式会社 技術戦略部 オープン・イノベーション室長/大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻科招聘教授 松本毅 氏
概要:オープンイノベーションとは、さらに、大阪ガスにおける取り組みの紹介からうめきたに期待することまで幅広くお話しいただきました。
- うめきたでの健康科学イノベーション戦略
講演者:独立行政法人理化学研究所分子イメージング科学研究センター長/大阪市立大学大学院医学研究科教授 渡辺恭良 氏
概要:疲労が発生し、蓄積し、あるときには、慢性化する機構を科学的に説明していただき、そこから広がる様々なビジネス応用とうめきたでの連携への期待が話されました。
- 組込み適塾の歩みと将来
講演者:大阪大学大学院情報科学研究科長 井上克郎 氏
概要:これまで、大阪大学や産総研などが中心になって取り組んできた組み込み技術者を育成する取り組みについて紹介され、今後の展開とうめきたへの期待が話されました。
第2部の自由討論会では、元OACIS幹事(現:関西学院大学教授)岸野文郎氏の挨拶の後、活発な議論がそれぞれの参加者の間で交わされました。
アンケート結果
回収されたアンケートは42でした。
設問:今回の参加目的(複数回答可) |
「オープン・イノベーションによって変わる産学連携とうめきたの役割」についての情報収集 | 21 |
講演テーマや講演者への関心 | 23 |
大阪大学の取り組みへの関心 | 14 |
その他 | 1 |
無記入 | 2 |
設問:シンポジウムにご参加された全体的な印象はいかがでしたか |
大変役に立った | 15 |
役に立った | 26 |
普通 | 1 |
悪い | 0 |
大変悪い | 0 |
無記入 | 0 |
アンケートの中から自由意見を以下に示します。
- 大阪ガス「オープンイノベーション」がわかりやすかった。
- 最後の講演しか聞かせてらえず申し訳ありません。
- 様々な分野(業種業態)の方の講演を聴講することができ、多くの情報を収集することができました。大変有益でした。
- 大阪大学が様々な分野で先端的な取り組みをされていることが理解できた。
- オープンイノベーションの講演が興味深かった。
- 最先端の話題でありながら専門分野の方々の講義でとてもわかりやすく興味がもてました。
- オープン・イノベーションの実現方法を具体的に伺えたことは非常に参考になりました。
- 知らない分野の話が聞けた。
- オープンイノベーションは参考になります。
- 大阪を復活させる原動力となる取り組みだと感じました。
- 幅広い分野の話が聞けて良かった。
- 大阪市開発のコンセプトを理解しましたし、産官学のMOTの進行、健康問題、ソフトの知識、総合的に情報を得ました。
- 具体的内容がある程度わかった。
- 産学連携のヒントを得た。
- ”うめきた”の産学官連携の全体像、具体的な取り組みの状況、計画が分かった。
- オープンイノベーションの事例紹介により具体的な活動、効果が分かった。
- オープンイノベーションの体系的な知識を得られたところと疲労科学のメカニズムが役に立った。