開催日: | 平成21年12月8日(火) |
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開催場所: | 千里阪急ホテル 【第一部:シンポジウム】クリスタルホール 【第二部:自由討論会】アイヴィーホール 〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町2-1-D-1号 TEL:06-6872-2211 http://www.hankyu-hotel.com/hotels/23senrihh/index2.html |
参加対象: | OACIS会員 OACISへの入会を検討する企業の方 その他の参加希望者(ただし席数に限りがあります) |
主催: | 大阪大学 IT連携フォーラムOACIS |
協賛: | 大阪大学大学院情報科学研究科 |
協力: | 大阪大学大学院情報科学研究科同窓会「情朋会」 |
参加費: | 無料 |
【シンポジウム 第1部】 エネルギー問題と情報システム | |
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13:00〜 13:10 | 開会挨拶(テーマ趣旨説明、OACISのご案内) |
13:10〜 14:10 | 講演T「スマートグリッドとICT」 電力中央研究所 システム技術研究所 領域リーダ 芹澤善積 氏 |
14:10〜 15:10 | 講演U「低炭素社会実現に向けた日本版スマートグリッドの可能性」 日本IBM通信・メディア・公益事業公益事業部アソシエイト・パートナー 宮坂修司 氏 |
15:10〜 15:30 | 休憩 |
15:30〜 16:30 | 講演V「エネルギー戦略から見たスマートグリッド −IT技術との関連を加えて−」 東京大学 生産技術研究所エネルギー工学連携研究センター 特任教授 荻本和彦 氏 |
16:30〜 17:30 | 講演W「新しい電気エネルギー流通システムの概念と品質別電力供給」 大阪大学大学院 工学研究科 電気電子情報工学専攻 教授 伊瀬敏史 氏 |
【シンポジウム 第2部】 | |
17:30〜 19:00 | 自由討論会 |
電力中央研究所 システム技術研究所 領域リーダ 芹澤善積 氏
将来の低炭素社会を実現するため、再生可能エネルギーなどを取り込んだ新しい電力ネットワークとして、「スマートグリッド」に関する検討が活発化している。スマートグリッドは、電力需給・利用インフラに高度な双方向通信と監視・運用・制御技術などを組み込み、これをインテリジェント化するである。本講演では、スマートグリッドの背景や概念、特徴的技術、各種プロジェクトなどについて紹介するとともに、ICTに関わる技術動向と課題について述べる。
日本IBM通信・メディア・公益事業公益事業部アソシエイト・パートナー 宮坂修司 氏
民主党政権による2020年までに1990年比25%の二酸化炭素排出量抑制という、高い目標達成に向けて既にカウントダウンが始まっている。その社会環境の中でエネルギー事業者に求められる役割は大きくなってきている。欧米で言う”スマートグリッド”から日本が学びとれるものは何か、また日本ならではの先進的なモデルは何かについて、供給サイド(サプライサイド)と消費者サイド(デマンドサイド)との連係にいかにICTを活用できるか着目して、目指すべき姿の提言を行う。
東京大学 生産技術研究所エネルギー工学連携研究センター 特任教授 荻本和彦 氏
様々な目的と手段を含む「スマートグリッド」の核心部分である需要反応による再生可能エネルギーの最大導入の考え方について、再生可能エネルギー導入の課題を含めた技術的、制度的な背景と経緯、国内外の技術開発・制度設計などの動向、省エネルギー・空間の質の維持・電力システムとの協調を実現する分散エネルギーマネジメント、将来の電力システム姿と、これに不可欠なIT技術について解説する。
大阪大学大学院 工学研究科 電気電子情報工学専攻 教授 伊瀬敏史 氏
本発表では、自然エネルギー発電やコージェネレーションの大量導入を想定して提案されている種々の新しい電気エネルギー流通システムの概念として、マイクログリッド、需要地系統、品質別電力供給システム、および直流配電システムについて述べ、それらの概念の実証研究の状況について述べる。特に、品質別電力供給システムについて詳細を述べる。