大阪大学大学院情報科学研究科の21世紀COEプログラム「ソフトウェア工学工
房プロジェクト」,大阪大学IT連携フォーラムOACISでは,ソフトウェア開発
に関する種々の先端技術についての技術習得を目的とした活動の一つとして,
現場の技術者の方々を対象としたセミナーや技術座談会の開催を行ってきてお
ります. |
今回は,我々の研究室で開発してきたコードクローン検出技術と関連したツー
ル群(CCFinder,Gemini等)に関する最新情報とこれらのツールの現場,研究
機関における適用事例報告,ツールの特許に伴うライセンス契約説明等を目的
としたセミナーを開催致します. |
初めての試みとして,シンガポール大学のスタン・ジャザベック教授
(Professor Stan Jarzabek)に招待講演をお願いしました.ジャザベック教授
はソフトウェア再利用や保守に関する研究で世界的に著名な研究者です.我々
のコードクローン検出ツールを利用した論文が今年(2005年)のソフトウェア工
学国際会議に採録されております.招待講演では,コードクローンに関連した
研究事例について紹介して頂きます. |
また,コードクローン適用事例報告では,これまでに配布させて頂いたツール
の現場での利用方法,ツールの使い勝手や機能面における改善要求等について
紹介して頂く予定です. |
直接コードクローンに関して興味をお持ちの方のみならず,プログラムの解析
やリエンジニアリング,リファクタリングなどソフトウェア工学やソフトウェ
アの品質向上に興味のお持ちの方は,ぜひ御参加下さい.適用事例報告以外に
も,この場で,ツールに対する実用的な利用形態や発展の方向性についても御
意見を伺いたいと思っております. また,セミナー終了後に情報交換会を開
催する予定です(3000円(予定)).合わせてご参加ください. |
なお,セミナー翌日(16日午前中)に,ジャザベック教授も含めてご希望の企業
の方々と少人数でのミーティングを検討中です.参加をご希望される場合は,
合わせてご連絡ください.
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