2012年度後期OACIS情報科学講座のご案内
(「情報ネットワーク、ソフトウェアの最新技術展望」の受講募集)
OACIS会員各位
下記の通り、2012年度後期OACIS情報科学講座の受講の募集をします。
会員の皆様におかれましては、計画的な情報・教育活動の一環として本講座をご利用頂ければ幸いです。多くの参加をお待ちしています。
なお、本案内はOACIS会員企業の方を対象としたものです。
OACIS会員企業以外の方の受講に関しましては、別途、都市活力研究所から案内がありますので、そちらをご参照ください。
※2012年度後期OACIS情報科学講座は終了しました。
こちらから報告書をご覧になれます。
2012年度後期OACIS情報科学講座受講者募集のお知らせ
- 実施趣旨)
- ネットワーク技術、ソフトウェア技術に携わっている方を対象に、最新技術を解説します。ある程度の知識を持った専門家、この分野の知識を深めたい方、技術展望を得たい方に適します。
- 対象者)
- 日程)
- 2012/12/7(金) 13:30〜16:50 ネットワーク編
2012/12/14(金) 13:30〜16:50 ネットワーク編
2012/12/21(金) 13:30〜16:50 ソフトウェア工学編
2013/1/11(金) 13:30〜16:50 ソフトウェア工学編
2013/1/18(金) 13:30〜16:50 ソフトウェア工学編
- 13:30の開始時刻までに集合してください。全講義を受けるようお勧めしますが、ご都合による選択受講も可能です。途中、15:00〜15:20はコーヒーブレークです。コミュニケーションの場として活用ください。
- 開講場所)
- 受講資格)
- どなたでも受講できる有料講義ですが、OACIS会員企業の方はOACISが会費を負担します。会社毎の参加人数に制限はありません。なお、OACIS会員企業以外の方は、別途、都市活力研究所から案内がありますので、そちらから申し込みください。
- 申込先)
- 件名(OACIS講座受講希望)に、会社名、受講者名、連絡先、受講予定日(選択受講の場合)を添えて、大阪大学サイバーメディアセンター大西(下記)まで申込み下さい。追って受講票を返送します。
(Email: mari, Tel: 06-6850-6867, Fax: 06-6850-6868)
- 申込締め切り)
- 2012年11月30日(金)
先着順に受付け、定員になり次第、締め切らせていただきます。
- 主催)
- 主催:IT連携フォーラムOACIS、公益財団法人都市活力研究所
- 「ネットワーク編」 スケジュール)
- (0) 12/7 13:30
- 井上 克郎 大阪大学大学院情報科学研究科 研究科長より挨拶
- (1) 12/7 13:30〜15:00
- テーマ: モバイルネットワークサービス概論
- 講師: 中野 博隆(大阪大学大学院情報科学研究科 教授)
- 内容: 携帯電話網は第3世代から、3.9世代へと発展しつつある。端末としてのスマートフォンも人気を集めている。このように多様化するネットワークと端末の現状を踏まえながら、インフラとしての携帯電話網の将来について展望する。
- キーワード:携帯電話サービス、世代交代、LTE、スマートフォン
- (2) 12/7 15:20〜16:50
- テーマ: モバイルネットワークとアプリケーション
- 講師: 山口 弘純 (大阪大学大学院情報科学研究科 准教授)
- 内容: モバイルネットワーキングの基盤技術を概説するとともに、スマートフォンを用いた位置行動認識技術やアプリケーションなどモバイルシステム技術の最新動向や研究事例を解説する。
- キーワード:モバイルネットワーク、モバイルアプリケーション、位置情報、スマートフォン
- (3) 12/14 13:30〜15:00
- テーマ: 新世代ネットワーク
- 講師: 村田 正幸 (大阪大学大学院情報科学研究科 教授)
- 内容: インターネットが社会インフラになるに従って、その問題点も明らかになりつつある。本講義では、ポストインターネットとして取り組まれている新世代ネットワークについて、その構想、技術開発状況、諸外国の動向などについて解説する。
- キーワード:新世代ネットワーク、仮想化、コンテンツセントリックネットワーク、大規模複雑化
- (4) 12/14 15:00〜16:50
- テーマ:次世代ネットワークNGNの課題と展望
- 講師: 村上 孝三 (大阪大学大学院情報科学研究科 教授)
- 内容: 固定・移動電話網の融合に加えてIPネットワークを統合することにより、高信頼で安全性の高い情報通信ネットワークの実現を目指す次世代ネットワーク NGN(Next Generation Network)の構築が始まっている。本講義では、NGNの基本アーキテクチャとキー技術、国際標準化動向と実用化状況、導入への課題等NGNの現状を 解説するとともに今後を展望する。
- キーワード:次世代ネットワーク基盤、光ネットワーク、サービス制御プラットフォーム、自律化、コンポーネントウェア
- 「ソフトウェア工学編」 スケジュール)
- (1) 12/21 13:30〜15:00
- テーマ:ソフトウェア工学概要
- 講師: 松本 健一(奈良先端科学技術大学院大学 教授)
- 内容: 本講義では、ソフトウェアとその開発プロセスを対象とした研究開発の歴史をたどり、ソフトウェア開発の現状を見ていくことで、ソフトウェア工学で解決しようとしている課題や実現しようとしている技術について概説する。また、今回の一連の講義の概要についても紹介する。
- キーワード: ソフトウェア開発プロジェクト、プロジェクト成功率、納期・コスト・品質のトレードオフ、定量的品質管理、実証的アプローチ
- (2) 12/21 15:20〜16:50
- テーマ: ソフトウェアメトリクスの活用
- 講師: 楠本 真二(大阪大学大学院情報科学研究科 教授)
- 内容: ソフトウェア開発における計測の重要性、そのための道具としてのメトリクスについての基本を紹介する。また、メトリクスを利用したソフトウェア開発プロセスの評価事例を紹介する。
- キーワード: メトリクス計測、評価、フィードバック、プロセス改善
- (3) 1/11 13:30〜15:00
- テーマ: コードクローン検出技術とその応用
- 講師: 肥後 芳樹(大阪大学大学院情報科学研究科 助教)
- 内容: コードクローンとはソースコード中に存在する互いに一致もしくは類似したコード片を指す。コードクローンの存在は一般的にソフトウェアの保守作業に悪影響を及ぼすといわれており、これまでにさまざまな自動検出技術が提案されている。本講義では、検出技術とその応用例について紹介する。
- キーワード: コードクローン、ソフトウェア保守、プログラム解析、ソフトウェア開発環境
- (4) 1/11 15:20〜16:50
- テーマ: プログラムの動的解析
- 講師: 石尾 隆(大阪大学大学院情報科学研究科 助教)
- 内容: 動的解析とは、ソースコードだけからでは分からないプログラムの実際の振舞いを解析する技術である。本講義では、動的解析の適用可能な問題の範囲を示し、プログラム理解やデバッグにおける適用事例を紹介する。
- キーワード: プログラム実行、ログ、テストカバレッジ、デバッグ
- (5) 1/18 13:30〜15:00
- テーマ: ソフトウェアプロセスのモデリングとそれに基づく管理手法
- 講師: 飯田 元(奈良先端科学技術大学院大学 教授)
- 内容: 本講義ではエンジニアリングプロセスを中心にソフトウェアのライフサイクルプロセスのモデリングとそれに基づいたプロセス管理について解説する。
- キーワード: ソフトウェア 開発プロセス プロジェクト管理 プロセスモデリング
- (6) 1/18 15:20〜16:50
- テーマ: プロジェクト計測とリポジトリマイニング
- 講師: 門田 暁人(奈良先端科学技術大学院大学 准教授)
- 内容: 本講義では、ソフトウェアの生産性や品質の向上を定量的、かつ、実践的に行うための基盤技術の一つとして、ソフトウェア開発プロジェクトの特性や開発作業状況を表す定量データ(ソフトウェア開発データ)を計測、蓄積し、開発支援に利用するための枠組み、手法、ツールなどについて、具体例を交えて概説する。
- キーワード: データ収集、定量的分析、評価手法
- 本件問合先)
- OACIS幹事 中野 (nakano, Tel: 06-6850-6860, Fax: 06-6850-6868)